じゃがいもの芽には、天然毒素が含まれているとお伝えしました。
それも、ちょっとは食べていいという弱い毒素でなく、命にかかわることもあるきつい毒素ですので、きっちりしっかり芽の後を残さずきれいに取り除く必要があります。
この記事は、じゃがいもの芽の取り方についてがわかるようになっています。
これまでじゃがいもの芽は取り除いてきましたが、自分の我流でイケてるのか、簡単に芽を取り除く方法、なにか足りない部分はないか、調べてまとめてみました。
じゃがいもの芽の処理のしかた
おいしく食べてもらうためにせっかく作っても、食中毒になったら意味がない。
じゃがいもの芽の取り方、調べてみました。
じゃがいもの芽を取り除く手順
じゃがいもの芽だけでなく、緑化部分(緑色になっている)もしっかり取り除きます。
1⃣じゃがいもの芽をえぐり取る
芽が伸びていて取り除きにくいときは、先に伸びた芽の先を折って取ってしまってもいいとネット上ではあります。
じゃがいもの芽に直接さわって芽を取るのは毒の影響はないみたいです。
しかし、私はビビりなので、じゃがいもの芽に直接触れることに抵抗があるので、手でじゃがいもの芽を折ったりすることはしません。
じゃがいもの芽をえぐり取るときは、できるだけ深く広く掘り取ります。
じゃがいもの芽の周りをグルリと一周するように広く深くえぐり取ります。
包丁での芽の取り方もみなさんそれぞれですので、けがのないやりやすい方法を見つけて下さい。
実際に芽が出ていないくぼみの部分も、芽が出る部分は必ずくりぬいてから調理するようにするのが確実なようです。
芽が出ているじゃがいもは、同時に緑化が進んでいる場合があるので、緑色の部分がないか確認をして、厚めにむいて緑化部分もしっかり取り除くきます。
2⃣皮をむく。
芽が生えて、しわになりやわらかくなったじゃがいもは、水につけてハリが戻ってから皮をむく。
しわしわでふにゃふにゃのじゃがいもは、栄養を取られてかなり風味も落ちています。
しわしわだけならまだしも、そこにふにゃふにゃ感がプラスされると、かなりおいしさダウンするらしいです。
水に少し浸してハリが戻らなかったり、あまりにもしわしわふにゃふにゃのじゃがいもは、芽を取ったり皮をむくのも面倒なので、見限ってもいいと思います。
3⃣水に10分くらい浸けておく。
じゃがいもの芽を取り除き、皮の緑化部分もなくなれば、水に10分くらい浸けておきます。
毒素は水溶性なので、水に浸けておくことで、じゃがいもの中にまだ残っている毒素が溶け出します。
じゃがいもを水に浸ける残り2つの理由
1⃣じゃがいもによっては皮をむくと変色するものもあるので、水に浸けることでその変色を防げます。
2⃣でんぷん質を洗い流すためにも水にさらします。
じゃがいもをむいたり切ると、でんぷん質がにじみだします。
でんぷん質は片栗粉同様、加熱すると糊のように粘りが出て固まってくっつくので、でんぷん質を落とすために水に浸けます。
皮をむいたじゃがいもを水につけるのは、10分を超えないようにします。
長いこと皮をむいたじゃがいもを浸けておくと、じゃがいもの毒素やでんぷん質だけでなく、多く含まれるビタミンCの栄養も流れ出てしまいます。
【 じゃがいもの芽の取り除き方 】まとめ
じゃがいもの芽を取る手順
1⃣じゃがいもの芽をえぐり取る。
芽の周辺を広く深く芽の跡かたなくえぐり取る。
緑化部分もしっかりがっつり削り落とす。
2⃣じゃがいもの皮をむく。
芽が生えてしわしわぐにゃぐにゃでやわらかくなったじゃがいもは、いったん水に浸けてハリが少し戻ってから皮をむく。
3⃣水に10分くらい浸しておく。
- じゃがいもの中に残っている毒素を水に溶かしだすため
- じゃがいもの変色を防止するため。
- でんぷん質を落とすため。
大事なことは、じゃがいもの芽を取り除く順序でなく、しっかりと芽の周辺や根元など、芽が生えていた痕跡をなくすように除去することです。
深くえぐり取ったりそぎ落としたりするので、くれぐれも自分の手を傷つけることなく安全に取り除ければOKです。
毎日の食事…「 今日もいのちをいただきます。毎日食べられる幸せに感謝 」