しいたけを食べていて、ふと思うことがあります。
「しいたけを食べていて、いいことある?」
もちろん、しいたけを食べていて体にいいか?という意味です。
さっそくしいたけの栄養をお伝えします。
しいたけ、食べててよかったと言いたい。
しいたけの栄養、6つの効果!(「○の活性化」に効果あり)
しいたけには、本当に健康のための栄養がガッツリ含まれています。
しいたけの栄養による6つの効果は、ずばりこちら。
- 脳の活性化
- 血液のコレステロール値・血圧を下げる(生活習慣病予防)
- カルシウムの吸収をよくする(骨・歯を強くする)
- 便秘、肥満の予防、デトックス・ダイエット効果
- 抗酸化作用、抗腫瘍作用、免疫力を高める(がんなど腫瘍予防・対抗)
- 塩分の摂り過ぎを抑える
① しいたけの栄養:「脳の活性化」に効果あり!/(グアニル酸)
しいたけを食べることによる効果
ずばり「脳の活性化」です!!
しいたけには、うまみ成分が含まれています。
うまみ成分はグルタミン酸(こんぶ・野菜に含まれる)、イノシン酸(肉・かつお節に含まれる)が有名ですが、
しいたけに含まれるうまみ成分=グアニル酸が「脳の活性化」に効果があると言われています!!
しいたけが「脳の活性化」に効果があるってどういうこと?
「脳の活性化」=「脳の血流を上げる」
簡単に言うと、よく眠れるようになる、認知機能の低下を防ぐ(記憶力の低下防止)
ということで、脳がいつも以上に働くという効果があります。
脳が活性化しないと、脳は衰えていくばかりです。
しいたけのうまみ成分、グアニル酸を増やす方法!
しいたけのうまみ成分=グアニル酸は、ただしいたけ類を食べるだけでは増えません。
このうまみ=グアニル酸を増やす方法があります。
グアニル酸をたっぷり摂って脳を活性化させる、うまみを増やすことでシイタケをおいしく頂きましょう。
しいたけ・きのこ類のグアニル酸を増やすには、1⃣低温でじっくりゆっくり炒めて、2⃣焼き色をつける。
低温(40~60℃)で炒めてグアニル酸を増やして、焼き色をつけることで、グアニル酸を凝縮させてうまみ成分をアップ!
しいたけ・きのこ類のグアニル酸を増やす、低温じっくり炒め手順はこちら。
- フライパン(火はまだ点けない)に油を少し多めにひく。(きのこ類3パックに油大さじ2杯くらい)
- さらにきのこ類を加えて、油となじむように混ぜ合わせ、フライパン一面にしいたけ・きのこ類を広げる
- ここでフライパンに火入れ。きのこは混ぜないでOK、そのままの状態で火入れ
強火 ▶▶ 炒め音(ジーとかジューとか)が聞こえてくる ▶▶ 中火 - 中火にして5分 ▶ しいたけ・きのこ類を裏返す ▶ 反対の面も中火で5分火を通す
- 両面に火を通ったら ▶ 強火で、しいたけ・きのこ類両面に焼き色をつける
しいたけ・きのこ類を低温で炒めている間は、フライパンにふたはしない。(フライパンにふたをすると、フライパン内の温度が上がってしまう)
しいたけ・きのこ類を低温炒めする時は、しいたけ・きのこ類の量は多め。量が多い方が、食材の温度が上がりにくい。
時短メニューには向いていませんが、このしいたけ・きのこ類じっくり低温炒めは2日間は冷蔵保存できます。保存する場合は、食べても大丈夫な状態か自己管理をお願いします。
炒め上がったしいたけ・きのこ類は、味つけしたり、他の料理に加えて使えますのでご活用を。
しいたけには、他にも5つの効果あり。
まさに高栄養食材ですね!!
➁ しいたけの栄養:生活習慣病に効果あり/(エリタデニン)
しいたけに含まれる栄養素:エリタデニン。
このエリタデニンは、生活習慣病に効きます。
血液のコレステロール値・血圧を下げる効果が、生活習慣病には有効なのです。
日々の生活習慣がもたらず病状の発症・進行のこと
<代表的な生活習慣病>
・糖尿病
・脂質異常症
・高血圧
・大腸がんや肺がんなどがん
・脳卒中
・心臓病
・動脈硬化 など
好き嫌いはないか
バランスよく食べれているか
普段運動できているか
何をどの程度運動しているのか
睡眠はしっかりとれているか
休養できているか
疲れはたまっていないか
たばこは吸っているか
どれくらい吸っているか
お酒は飲むか
どれくらい飲んでいるか
このような生活習慣が組み合わさって引き起こされるので、「生活習慣病」と言われます。
生活習慣病を発症すると後にいろんな病気を併発して(合併症)、体や精神がつらくなり、症状や病気が悪化する可能性が高くなります(お医者さんは、「予後は悪い」という言い方をします。
しいたけは栄養がないように見えますがとんでもない!
現代人を生活習慣病から救ってくれる食材なのです!!
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しいたけの栄養:エリタデニンが生活習慣病に効く理由
エリタデニンは、血液中のコレステロール値を正常にする
悪玉コレステロールを減らし、血液中のコレステロール値を下げて安定させる。
⇒血液がサラサラになり、血流がよくなる。
⇒血圧が下がる(高血圧はいろんな病気を引き起こします。)
その結果、
血液や血管内が理想的な状態になり、血流がよい状態を保つことができるので、生活習慣病の予防にかなり効果的です。
よって、しいたけの栄養エリタデニンは、生活習慣病に最適な食材。
しいたけが一番多くエリタデニンを含んでいる!!!
生活習慣病に有効なエリタデニン⇒このエリタデニンはしいたけ・マッシュルームだけに含まれます。
しかし!!
マッシュルームよりもしいたけのほうが断然、このエリタデニンを含む量が多いです。
生活習慣病に対応する栄養素 エリタデニンは、しいたけ特有の栄養成分ですので、しいたけはしっかり食べておきたい食材と強く言えます。
⓷ しいたけの栄養:カルシウムを吸収しやすくする(エルゴステロール/ビタミンD)
しいたけは、ビタミンDの宝庫。
しいたけに含まれるビタミンDは、骨の吸収をよくして、骨や歯を強化してくれます。
骨粗しょう症の予防にも効果があります。
このしいたけのビタミンDは、紫外線に当てるとさらにビタミンDは増加。
成長期のお子さんや妊婦さん、高齢者の方にオススメです。
一番栄養があるしいたけは…
天日干しの乾燥しいたけ「どんこ(冬菇)」が栄養バツグンでおいしさも群を抜いています。
上質なものは100g3,000円以上!!
お味もしいたけのうまみが凝縮されています。
最近では、乾燥しいたけ、どんこ(冬菇)の水戻しの手間をなくして、どんこ(冬菇)同様のおいしさを味わえるように品種改良された「生どんこ」も販売されています。
「どんこ(冬菇)」は、栄養価が高くて、カサが開いておらず、カサの表面に割れ目が入っているのが特徴です。
どんこ(冬菇)のカサの表面のヒビに、調理の味がしみこむのがおいしい…。
④しいたけの栄養: 便秘、肥満予防、デトックス効果、血糖値上昇の抑制(食物繊維)
しいたけは食物繊維が豊富。
腸内環境を整えて便秘を解消、しいたけはもってこいの食材です。
エネルギー(カロリー)を摂り過ぎないよう防ぐ働きがありますので、肥満予防にも効果があるのもうれしい。しいたけは、ビタミン・ミネラルも豊富に含んでいるので、健康的なダイエットが期待できます。
ダイエット中こそ、栄養をバランスよく摂るのが、体重減少の早道です。
さらに、体内の毒素を排出しようとするデトックス効果を促進。
しいたけそのものがカロリーが少ないので、しいたけは、かさ増しになるダイエット食材です。
しいたけの食物繊維は、やはり、生よりも乾燥しいたけのほうが多い。(含有量はしいたけの40~50%)
⑤ しいたけの栄養:抗酸化・抗腫瘍作用、免疫力を高める
しいたけの栄養として、抗酸化作用があります。
抗酸化作用によって、がんなどの腫瘍にも対抗。(がん細胞を倒す薬用成分はありません。)
ウィルスにも抵抗する力も持ち合わせているという。
免疫力の活性化も促してくれるので、感染を予防することにも働きかけてくれます。ただし、免疫細胞の働きは、かなり個人差アリ。
⑥ しいたけの栄養:塩分の摂り過ぎを抑える/ カリウム
しいたけはミネラルを豊富に含んでいます。
ミネラルのカリウムを多く含んでいるため、塩分の摂り過ぎを抑える効果が期待できます。
こうすれば、しいたけの栄養がさらにアップします!!
しいたけをカット・調理する前に、お日さまに1~2時間ほど当てます。
すると、しいたけに含まれる栄養分が増える上に、しいたけのうま味もアップします。
日光に当てる前も、必ずしいたけのかさの部分を下にして、しいたけを洗わずに使います。
しいたけを日光に当てたら、絶対に水で洗わない!!
しいたけを水で洗うと、傷みが早くなるだけでなく栄養やうま味も流れてしまいます。
汚れが気になる時は、キッチンペーパーやふきんなどで、サッとはたき落とします。
しいたけの天日干しの時には、ざるにしいたけをのせて日にさらすのが天日干しのやり方ですが、木製のざるはけっこうなお値段です。
私は、新聞紙の上にしいたけをカサを下にして並べたり、木のまな板にカサを下にしてしいたけをのせて天日干しにしたりしています。
【 しいたけの栄養・効果 】まとめ
しいたけは好き嫌いが大きくわかれる野菜ですが、とても優れた栄養を含んでいるので、毎日の食事にぜひ取り入れていきたい食材です。
1⃣ しいたけを食べることで効果が期待できる栄養
- 脳の活性化
- 血液のコレステロール値・血圧を下げる(生活習慣病予防)
- カルシウムの吸収をよくする(骨・歯を強くする)
- 便秘、肥満の予防、デトックス・ダイエット効果
- 抗酸化・抗腫瘍作用、免疫力を高める(がんなど腫瘍予防・対抗)
- 塩分の摂り過ぎを抑える
2⃣ しいたけの栄養を増やすには…。
しいたけをカット・調理する前に、お日さまに1~2時間ほど当てる。
しいたけの栄養だけでなく、うまみもアップします。
3⃣ しいたけを積極的に食べていただきたい方
- 健康に不安がある方
- いつまでも元気に過ごしたい方
- これ以上症状を悪化させたくない方
しいたけ、特に干ししいたけを積極的に摂りましょう。
毎日の食事…「 今日もいのちをいただきます。毎日食べられる幸せに感謝 」