じゃがいも

じゃがいもの冷凍保存の方法

じゃがいも冷凍保存

じゃがいもってけっこう日持ちするから、わざわざ冷凍しなくてもいいのではないか⁈

私、じゃがいもの保存のしかたを調べていてそう思いました。

 

しかし、じゃがいもはうまく保存しないと芽が生えるし、緑色(緑化)も進むし、後から芽や緑化部分をそぎ落とすのが面倒だったりします。(かなり面倒がり…)

芽や緑化したところをそぎ落としていくと、食べられる部分も少なくなるし。

 

下ごしらえして冷凍保存できたら、じゃがいもをムダにしなくてもいいのにと思うことが今までありました。

 

そこで、じゃがいもは冷凍してもいいのか、できるのか、できるならどうやって冷凍するのかをお伝えします。

じゃがいも、冷凍してもいいのか?

じゃがいも

イエス! じゃがいも冷凍できます。

3種の冷凍保存をお伝えします。

生のじゃがいもの冷凍

「じゃがいもは加熱してから冷凍する。」

今まではそれが常識でしたが、最近はそれにこだわらずとも、冷凍室の冷凍機能が上がっているので、じゃがいもの品質は保たれるようです。

「生のじゃがいもを自由にカットして冷凍⇒使いたいときに凍ったまま調理」

こんなふうに様変わりしてきています。

 

➀生のじゃがいもをカットして冷凍

じゃがいもをカット

 

1⃣じゃがいもを好みの状態にカットします。

皮つき、皮をむいたもの、お好みで。

一口大、細切りに輪切り、くし形など自由に。どのカットでも影響なしです。

 

ただし、炒め物の場合は細切りがいいです。

火の通りが早く、じゃがいものシャキシャキ感も残ります。

 

2⃣じゃがいもを水に浸してアクを抜く。

じゃがいもを水にさらすのは、5分~10分。 じゃがいもの苦み・えぐみがやわらぎます。芽を取り除いたあたりの残った毒素(ソラニン)も流れます。

10分を超えて水に浸けると、必要な栄養素も水に流れてしまうので、浸ける時間に注意。

 

3⃣じゃがいもをカットしたら、水気をキッチンペーパーなどで拭き取ります。

しっかり水気を取り去るのがベストですが、私は大雑把なので、さっと拭き取り。

(しっかり水気を拭き取ることで、じゃがいもがくっつくのを防ぎます。)

 

4⃣ジッパーつき保存袋(冷凍用)にカットしたじゃがいもを入れて、空気をしっかり抜いて密閉したら冷凍庫へ。

じゃがいもどうしがくっついて凍らないように注意。

くっついて固まる前に、そこそこじゃがいもが冷凍状態になったら、じゃがいもを軽くたたいてばらして凍らせましょう。

 

※カレーなど、材料として加熱されたじゃがいもの冷凍は、解凍時に水分が抜けてパサパサになりおいしくないので、冷凍不可です。

 

5⃣カットして冷凍保存したじゃがいもは、凍ったまま調理

煮ものやスープには、煮くずれしやすいので冷凍のまま最後のほうに加えます。

 

私は、あまり生のじゃがいもを冷凍しないのですが、冷凍した生じゃがいもを実際に使うときは、まずゆでるか蒸し煮にします。

 

生からの冷凍じゃがいもを、ゆでるか蒸し煮にしてから調理すると、違和感なく食べられます。

ただ、生からの冷凍じゃがいもを凍ったままで、いきなり揚げた場合は、食感がよくない感じがします。(私の主観ですが。)

じゃがいもがざらついているような舌ざわり、食感。ホクホク感はほど遠い感じがします。(主観ですが。)

 

急速冷凍すればまた何かが違うかも…と思っています。

 

急速冷凍のしかた、研究中です。

急速冷凍のしかたを実践してから、急速冷凍についてはまとめます。

 

➁生のまま、皮つき丸ごとのじゃがいもの冷凍

これ、不可能だと思っていましたが、なかなかイケてるじゃがいもまるごと冷凍保存です。 

じゃがいもを皮つきで丸ごと冷凍する手順

  1. じゃがいもを洗って、じゃがいもの芽を取る
    じゃがいもの芽の部分は、奥深くまでしっかりとえぐり取ります。
  2. じゃがいもの水気を拭き取る
  3. じゃがいもをラップに包む
    じゃがいもは1つずつラップにぴっちりと包みます。
  4. ラップに包んだじゃがいもを、ジッパー付き冷凍保存袋に入れて、ジッパーをしっかり閉めて冷凍

 

じゃがいも 冷凍下準備↑もらったじゃがいもが超デカかった!!

丸ごと冷凍じゃがいもは、中途半端に解凍すると間違いなくおいしくなくなります。

そのため、冷凍庫内の温度変化でじゃがいもが半解凍されないように、じゃがいもを入れた冷蔵保存袋は、冷凍室の奥底に入れましょう。

 

皮つき丸ごとじゃがいもの冷凍保存

冷凍保存期間は、約4か月間それ以上は、少しずつ風味が落ちていきます。

 

皮つき丸ごと冷凍じゃがいもの解凍方法

ラップで包んだままの冷凍じゃがいもを耐熱容器にのせて、中くらいの大きさのじゃがいも1個分(100~150g)なら、電子レンジ(600W)で2~3分加熱

さらに上下をひっくり返して2~3分加熱する

 

冷凍食品の大手メーカー、ニチレイフーズさんは皮つき丸ごと冷凍じゃがいもの解凍のしかたにひと手間加えてさらにおいしく解凍する方法を説明。

300Wまで落として両面4~6分ずつじっくり加熱すると、甘みが一層引き立つ

 

皮つき丸ごとじゃがいもは、丸ごと解凍したら、自由にカットして、いろんなお料理に使えます。

Jiddy
Jiddy
解凍したじゃがいもは、ホクホクとして冷凍前とあまり変わりません。

 

じゃがいも丸ごとホクホク

 

ゆでたじゃがいもの冷凍保存

ゆでたじゃがいもは、つぶしてマッシュポテトにして保存します。

マッシュポテトはしっかり冷ましてじゃがいもの水分を飛ばしてから冷凍します。

 

ポテトサラダのように野菜類が入ったマッシュポテト系は、野菜から水分が出て水っぽくなるので、必ずじゃがいもだけのマッシュポテトを冷凍します。

マッシュポテト

マッシュポテトの冷凍保存のしかた

1⃣じゃがいもが熱いうちにマッシュ状にする。(じゃがいもが冷めるとつぶしにくくなるため。)

この段階で塩こしょうで味を調えておくと味がなじみます。

マッシュポテトが冷めたら、ジッパーつき保存袋(冷凍用)に入れて平らにする。

 

マッシュポテトを平らにする時はできるだけ薄く平らにして、包丁の背で線を入れて区切っておきます。

区切り線を入れておくと、後で使うときに必要な量をポキッと折って使うことができます。

2⃣空気を抜いてジッパーを閉じて冷凍保存。

できるだけ冷凍を強に温度を低くして急速に冷凍します。

冷凍マッシュポテトの使い方

冷凍マッシュポテトを使う量だけジッパーつき保存袋から取り出して、しっかりとラップで固く包んでレンジで解凍または加熱します。

 

※コロッケやいも餅など、後で加熱する料理はマッシュポテトを解凍

※ポテトサラダのように再加熱しない料理は、マッシュポテトを加熱して温め、冷ましてから調理します。

 

 

冷凍マッシュポテトは、加熱しないとザラついた食感になって、じゃがいものなめらかさを感じにくくなります。

 

マッシュポテトは、冷ましてからポテトサラダ、コロッケ、じゃがいも餅、ポタージュなどに活用を

(コロッケの場合は、マッシュポテトにして味つけ・材料を混ぜてから冷凍すると、解凍してすぐに成型して使えます。)

 

【 じゃがいも 冷凍保存 】まとめ

 

じゃがいも、冷凍して保存することができます。

じゃがいもを冷凍する方法は2種類

  1. 生のじゃがいもをカットして冷凍…冷凍保存期間は1か月
  2. 皮つき丸ごとのじゃがいもを冷凍…冷凍保存期間は4か月
  3. ゆでてマッシュポテトにして冷凍…冷凍保存期間は1か月

 

もともと日持ちするじゃがいも…冷凍することはあまりないと思いますが、大量に箱ごともらったときや、しばらくの間で食べきれないときは、じゃがいもを冷凍しておくのも一つの保存方法として有効ですね。

じゃがいもの芽が出るのがめんどう、じゃがいもが緑化するのは嫌だ、という場合に、冷凍保存するのはありだと思います。

じゃがいもの芽の取り方

緑化じゃがいも(緑色になったじゃがいも)って食べれる?

 

毎日の食事…「 今日もいのちをいただきます。毎日食べられる幸せに感謝  」