ブロッコリー、いつもスーパーでは、もやしや じゃがいもに並んで山積みですが、どれも同じなわけがないと思います。
(ブロッコリーも安売りしだすと山積みで売り出される…基本ブロッコリーは、山積みクオリティなのですが。)
山積みブロッコリーの中では、吟味してもあまり違いはないかもしれませんが、傷んでいるものは避けたいですよね。
山積みだと、どうしてもブロッコリーを積み重ねているので、重みや圧迫、擦れでブロッコリーに傷みが出ているときがあります。(特に外国産ブロッコリー)
この記事では、ちょっとでもいいブロッコリーを見極められるような内容をお伝えします。
ブロッコリーの選び方、3項目
ブロッコリーの選び方 3項目はこちら!
- 旬のブロッコリーを選ぶ。ブロッコリーの旬の時期を知る
- ブロッコリーの産地で選ぶ
- ブロッコリー本体、そのものを見て選ぶ。
この➂項目を順にお伝えします。
1⃣ 旬の時期のブロッコリーがおいしさ最高! ブロッコリーの旬はいつ?
年中出回っているブロッコリー。
ブロッコリーがバツグンにおいしくなる旬の時期がちゃんとあります。
旬のブロッコリーの魅力
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旬のブロッコリーは、甘くて歯ごたえがしっかりしていて、サクサクとした食感でおいしい。
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旬の季節のブロッコリーは、栄養価も上昇していますので、やっぱり旬のものが最高。
旬のブロッコリは、蒸し煮で火をあまり通し過ぎずに、ブロッコリーそのものの味を楽しむのが最高です。
旬の時期は、普通は値段が下がるのですが、ブロッコリーは旬の相場が意外と固定されていて、旬でもすごく安い!といった値くずれが少ない。(ブロッコリーがすごく安売りしている時は「アメリカ産のブロッコリー」の場合が多いです。)
旬でない高騰している時期は、ブロッコリーの値段は旬の時期とは¥100~150くらい高く値の開きがあるので、旬のブロッコリーはやはり買いです。
次はブロッコリーの産地の説明です。
2⃣ ブロッコリーの産地で選ぶ/アメリカ産と国産⇒クオリティは国産がだんぜんいい!!
ブロッコリーは、キャベツを改良したものだそうです。つぼみ、茎、すべて食べられ無駄な部分がほとんどありません。
ブロッコリー、国産かアメリカ産か?
スーパーによっては、国産ブロッコリーとアメリカ産ブロッコリーの両方を置いてあります。
どちらを買うか?
国産とアメリカ産ブロッコリーの値段
アメリカ産は国産ブロッコリーの半分の値段で、かなり安いです。
私の地域では、アメリカ産ブロッコリーはかなり安いのですが、一部地域によって、地場のブロッコリーのほうが安価の場合もあるようです。
アメリカのブロッコリーが安い理由
- アメリカと日本では、ファーム(農場)の規模が違っており、アメリカでは、多くの労働者(人件費削減されている)によって大量生産されていること。
- 国産ブロッコリーの運搬費よりも、アメリカ産ブロッコリーの運搬費が安い
国産・アメリカ産ブロッコリーの運搬費の違い
⇒収穫してすぐの品質が高いものを出荷する傾向で運搬費がかかる。
⇒時間をかけて輸送運搬されるので、運賃が安い。
アメリカは、大量のブロッコリーの長期運搬・長距離輸送のために長期間日持ちするように、大量のブロッコリーへのポストハーベスト(農薬)が認められているので、時間をかけて輸送されます。
ポストハーベスト(農薬)については諸々の外国が認められています。
日本の生産者のように新鮮なブロッコリーの速やかな供給と違って、アメリカはブロッコリーの輸送に急いていないのです。
国産とアメリカ産ブロッコリーの違い
店頭に並んでいるその時々で状況は若干違いますが、国産とアメリカ産ブロッコリーを比較。
国産ブロッコリー
- 色 …緑色が濃い。名産地のものだと品質が高い証として、つぼみの部分が紫がかっています。
- つぼみ…アメリカ産よりもギュッと詰まっているものが多い。
安売りしているものは細身のブロッコリーが多いが、上級品は大ぶり。
アメリカ産ブロッコリー
- 色 …淡い緑色で色は薄め。
- つぼみ …詰まっている感じはなく、やわらかそうな印象。
細身で小ぶりのものが多い。
輸入品のため、長い時間の保存が可能なように防腐剤(ポストハーベスト農薬)がアメリカ産ブロッコリーにはかかっていますが、残量基準値によって、農薬工業会で管理されています。
国産とアメリカ産、どちらを買うか
国産はつぼみがギュッと詰まっているものが多いため、アメリカ産とは若干食感の違いを感じることもあるようです。
名産地のブロッコリーを食べたことがないので、私は国産とアメリカ産のおいしさや食感など、あまり違いを感じていません。
ブロッコリーのつぼみの部分は、国産ブロッコリーは、ほどよいゆで具合だと、ボリボリ・サクサク、ブロッコリーの甘みがあります。アメリカ産はしんなりした感じ。
ポストハーベスト農薬のことに先ほど触れましたが、安全と安定のおいしさを買うなら国産、安さを選ぶならアメリカ産という感じになると思います。
しかし、輸入品は日本の食品検査を通過して国内に入ってきます。
日本の検査は世界的にもかなり厳しいので、危険な食品はシャットアウトされているはずなので、アメリカのブロッコリーは安全規格をクリアしているので、日本のブロッコリーとアメリカのブロッコリーの違いは、栄養とおいしさ、値段の違いということになります。
3⃣ ブロッコリー本体を見極め/色・つぼみ・形・茎・においで判断
ブロッコリーそのものを手に取って選んでいきます。
色
紫色のブロッコリーがいっぱい混ざって売っていました!!
通年販売のブロッコリーは、基本は全体が緑色が濃いものを選びます。
しかし、名産地の旬のブロッコリーの中には紫色がかっているものがあります。
緑色のブロッコリーと紫がかったブロッコリーがあったら、迷わず紫がかったブロッコリーを選んで下さい。
紫がかったブロッコリーは、栄養と甘みをしっかり蓄えています。
ブロッコリーの旬の時期は肌寒い晩秋から春先。
ブロッコリーは寒さを耐えるために「アントシアニン」(ブルーベリーやワインにも含まれる抗酸化作用を含むポリフェノールのひとつ:体内のさび付き・老化防止)を作り出すので、ブロッコリーのつぼみは紫色になります。
なので、紫色のブロッコリーは買いです!!
紫はゆでると緑色になります。
蕾(つぼみ)
密集していて硬く、すきまなく詰まっていて、締りがあるものがいいです。
つぼみが小さく詰まって見えるものがちょうどいいです。
持ってみてつぼみがやわらかい感じのものは、つぼみは詰まっていません。
つぼみにすきまがあると、開花が近いのでほどなく花が咲きます。
黄色くなって花が咲いても食べられますが、味や食感はかなり落ちてしまいます。
花になると苦みも出てきます。
形
大ぶりで丸くこんもりとした、つぼみの中央が盛り上がっているものを選ぶ。
大ぶりのものはしっかりと熟しており、甘みがあります。
大きい物は、子供の頭くらいの大きさになるようです。
茎
茎がしっかり残っている状態で売られているブロッコリーをまず選びます。
ガッツリと太い茎のブロッコリーは、しっかり成長して栄養もいき渡っています。
茎が細いものは、成長している途中で収穫された可能性があります。
次に茎の切り口を確認して下さい。
茎の切り口に変色や黒ずみがなく、みずみずしいものが新鮮なブロッコリーです。
茎にスが入っている(空洞がある)ものは劣化しているか、虫に食われている疑いがあります。
茎から出ている葉っぱもしおれていないか確認を。
におい
ブロッコリーから、明らかに変なにおいがする場合があります。
つぼみの部分のにおいを嗅いで確認してみて下さい。
このにおいは、ブロッコリーに含まれている辛みの成分が気体となって、においとして漂います。
原因は、ブロッコリーの病気、あるいは保存・配送状態が思わしくなかったときに起こります。
このにおいは消えません。食べても問題ないですが、おいしくないらしい。
おいしいブロッコリーを選んだらさっそく食べる準備!
【 ブロッコリーの選び方 3項目 】まとめ
進んで食べるなら、旬の時期のブロッコリーを選ぶ
ブロッコリーの旬は、晩秋の11月に始まりあたたかくなってくる3月まで
国産かアメリカ産かを選ぶ
(ブロッコリーそのものを手に取って、国産ブロッコリーかアメリカ産かを決めてもいいと思います。)
ブロッコリーの色、形、蕾(つぼみ)紫色のブロッコリーを最優先、茎が新鮮なものかを確認。においもチェックします
ブロッコリーの旬は、晩秋の寒くなってきてから温かくなるまで。旬を迎えたブロッコリーは甘さが違うらしい。
心していただきます!!
毎日の食事…「 今日もいのちをいただきます。毎日食べられる幸せに感謝 」